小中連携教育

小倉地区附属学校の特色として「小中連携教育」を実践しています。

連携推進の三つの柱

1. 各校務分掌
2. 研究(各教科)
3. 各行事

目的は下記のとおりである
  • 小学校と中学校が9年間を見通した教育を創造することで、中1ギャップを解消し、小学校から中学校への円滑な接続を目指す。
  • 附属小倉小学校児童から附属小倉中学校生徒への段階的育成を行い、教育効果の向上を図る。
  • 通学区域が広域であり地域コミュニティーと関わる機会が少ない本校の特殊性や、少子化、核家族化の進行により児童生徒の人間関係が固定化しやすい中、小中連携教育の実施により、児童生徒が多くの教職員、児童生徒と関わる機会を増やすことで、小学生の中学校進学に対する不安感(中1ギャップ)を軽減できると考える。また、中学生が小学生との触れ合いを通じ、上級生であることを自覚することで自尊感情を高め、積極的な生徒指導としての教育効果を図っている。

特色あるカリキュラム

絆を深める自然体験学習 1年生
本校のカリキュラムは、学校教育目標である「創造的実践人の育成」を具現化するための教育実践研究に大きな特色があります。具体的には三つの教育実践研究に力を入れています。
一つ目は、カリキュラム・マネジメントを通して自ら創造的に学ぶ力を育成する教科学習指導法の研究、二つ目は、価値の自覚を深める道徳科の実践研究、三つ目はキャリア形成を柱とした総合的な学習の時間の実践研究です。
本校では、平成24年度より、「自己調整学習」に基づいた循環的な学習プロセスの構築を手だてとした教科学習指導法により、生徒自身が学習の過程と結果を評価し、次の学習において学び方を工夫したり、意欲的に学習に取り組んだりする力を育んできました。
昨年度より、これを土台として、新学習指導要領が求める資質・能力育成を目指して、教科横断的な授業づくりに力をいれ、学校教育目標である「創造的実践人の育成」をめざしています。
また、キャリア形成をめざす総合的な学習の実践研究では、勤労観・職業観を育むためにカリキュラムを改編し、3カ年を見通した実践を進めています。本校では、総合的な学習の時間で育むべき力とキャリアを形成する諸能力とを関連させ、継続的に実践しています。学びの対象を俯瞰し矛盾点を自ら発見したのち、課題を設定、解決していく課題解決型学習を通して、キャリア諸能力を育成することを目標としています。1年生での「福祉体験学習」、2年生での「職業体験学習」「歴史・文化体験学習」、3年生での「課題探究学習」「一人一研究」を核として、学び方を学ぶだけに留まらず「生き方」を考える学習へ、同時にキャリア諸能力を育成する学習へと高まるようにしています。